2016年02月21日

ポレポレ映画祭2016(福島県いわき市)でポレポレ賞を受賞しました☆彡

福島県いわき市の映画館ポレポレいわきの『ポレポレ映画祭2016ショートムービー部門』に出品した黒パグナイトの動画「ワンコの福島応援旅ムービー2013-2014 いわき市〜豊間・薄磯・四倉を訪ねて」が、ポレポレ賞を授与いただきました☆彡

ポレポレ映画祭2016ショートムービー部門【結果発表】
https://www.facebook.com/polepole.shortmovie/posts/961386583937136

出品作「ワンコの福島応援旅ムービー2013-2014 いわき市〜豊間・薄磯・四倉を訪ねて」はこちらです。



この作品は、「ワンコの福島応援旅ムービーいわき市〜豊間・薄磯・四倉を訪ねて」として発表した「灯台が照らす街、豊間」「空を見上げる街、薄磯」「朝日が昇る街、四倉」の三作品を、一本の作品として再編集したものです。映画祭の出品規定により作品分数に制限があったため、三作品それぞれから一部内容を割愛しましたが、いわき旅を重ねてきた今の私の言葉で、冒頭とエンディングを語ってみました。三作品とはまた違った形で、ストレートにお伝えできるものがあるかと思います。

ポレポレ映画祭2016ショートムービー部門受賞作は、ポレポレいわきにて2月28日に表彰式と上映会が行われました。わが家の作品は普段ネットでご視聴いただいていますが、その作品が映画館のスクリーンで上映されるというのは、特別なものがありました。感無量という気持ちもありましたが、それ以上に、複雑な思いがありました。

津波に押し流された薄磯。その街の跡に描かれたガレ花。それがスクリーンに映し出された時、この町所に住んでいた人、今映っている建物跡の家に住んでいた人がもしもこの映像を見たら、どう感じるのだろう。それを撮影した側がどんなに言葉を取り繕っても、当事者のひとにとっては、それが辛い映像であることに変わりはないでしょう。

災害が起きた日から何年経ったとしても、悲しみが消えることはない。その悲しみが少しでも昇華されることを願って、被災した町の映像に祈りの言葉を添えて世に送り出すのだけれども、そうした映像を当事者の方に見せてしまうかもしれないということは、罪深いことではないのか。誰かのためと言いながら、結局は我欲のためにしていることにならないか。それは卑しい行為ではないだろうか。その言葉を、繰り返し繰り返し、自身に問うてきました。

私の人格は、それを語るに耐えうるものだろうか。
私の誠実さは、それを語るに足りうるものだろうか。

その自問自答に終わりはありませんが、表彰式での上映の後に講評でいただいた言葉で、拙い私たちの思いが、当事者の方々の気持ちにわずかでもかなうものであったと知ることができました。講評で頂戴したのは、人柄が現れた作品との言葉でした。また、震災の後たくさんの映像制作者がいわきを撮ったけど、それは原発がからんだものだったりして暗いものが多くて、それを“癒し系ムービー”として見事に表現した、とも評していただきました。そして、この作品が好きです、と言っていただけて、とても嬉しかったです。

福島といわきを犬連れ観光旅で応援したいという気持ちで始まったわが家の旅。その中で、良かった、嬉しかったと思えるできごとに出会えると喜びはひとしおですが、そこで終わってはいけないのだと思います。嬉しいと思う気持ちの、その先へ。誠実さを忘れずに。迎えてくださる方々に感謝して。

ありがとう、いわき。また、会いに行きます。

映画「ワンコの福島応援旅ムービー2013-2014〜いわき市 豊間・薄磯・四倉を訪ねて(三部作バージョン)」はこちらをご覧下さい。

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2016年02月02日

福島県いわき市動画コンテストで佳作を受賞しました☆彡

福島県いわき市の市制施行50周年記念『いわきの「いいね!」動画コンテスト』に出品した黒パグナイトの動画「いわき、いいワン!」が、コンテストの結果、いわき市より佳作を授与いただきました☆彡

「いわきの『いいね!』動画コンテスト」入賞作品決定
http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1454305693901/
上記サイトから入賞全10作の視聴ができます。
ふるさと愛にあふれた傑作・名作・力作が揃っています♪

出品作「いわき、いいワン!」はこちらです。



いわき市は、わが家が犬連れ観光応援旅でよく訪れている福島の沿岸部にある市で、東日本大震災から間もなく5年が経つものの、未だ復興の途上にある地域があったり、原発事故の深刻な影響が続いていたりして苦労が続いているのですが、そんな中でも明るく元気な町を目指し未来に向かって邁進しています。そんないわきの町の名所・名物・おもしろい土地の言葉を2分間の作品にまとめてみました。

「勿来の関」
(源頼朝と足利尊氏の祖先にあたる源義家公(八幡太郎)ゆかりの場所)

「平城」
(磐城平藩の城。列藩同盟軍はこの城に立てこもり新政府軍を二度撃退した)

「製薬王・星一と石炭の父・片寄平蔵」
(野口英世を支援した星薬科大学の創立者とハワイアンズで有名な常磐炭田の発見者)

「いわき湯本温泉のペットの足湯」
(道後温泉、有馬温泉とならぶ日本三古泉のひとつ。ペットと泊まれる温泉旅館がある)

「朝市の野菜きのこと市内で水揚げされた初鰹」
(新鮮だから美味しいというだけでなく、作り手、売り手のこだわりと情熱が詰まった逸品)

「いわき言葉・くらすける」
(どんな意味だか想像してみて下さい。答えは動画にて!)

「いわきマリンタワーと桜」
(いわきマリンタワーのある三崎公園はワンコ連れに人気の場所。海が見えます♪)

「いわき、いいワン!」には、いわき市の薄磯という町に住んでいるお友だちワンちゃんが登場するのですが、そこで紹介している風景は、町の復旧工事に伴い現在では見ることの叶わなくなった風景です。お友だちワンちゃんにいわき言葉を教えてもらうというくだりなのですが、このパートで私は、このお友だちと出会った時に見た薄磯の風景を是非入れたいと思いました。わが家が薄磯を旅する足がかりとなり、心のつながりをもたらしてくれた「ガレ花」の描かれた防潮堤のある風景です。

しかし、その風景を収録することに私は躊躇いを覚えました。この作品は明るく元気ないわきを表現するということで、BGMがチャッチャラチャッチャラチャララ〜というメロディーなんですが、こんなチャラチャラした曲で薄磯の町のことを語るのは許されるのだろうかと。この作品の中で薄磯の町を語ることは、町の人々の心に寄り添うことと反するのではないか。このくだりでは、薄磯という地名は伏せた方がよいだろうかと、葛藤がありました。

薄磯は、東日本大震災の時、とても悲しい出来事があった町です。津波によって沢山の人が犠牲になり、町が丸ごと押し流されて、人々が生まれ育った街並み、人々が愛した風景の大部分は失われてしまいました。想像を絶する悲しみです。震災から間もなく5年が経ちますが、薄磯の町は復興に向けた工事の途上にあり、災害公営住宅はできましたが、街並みはまだ戻ってはいません。

忘れてはいけない悲しみです。けれど私が出会ったのは、悲しみだけではありませんでした。サーフィンボードを抱えて薄磯の砂浜に向かう青年が、眩しい日差しの中でこちらに向かって手を振っていた風景。旧薄磯PRルームの近くで一生懸命吹奏楽の練習をしていた災害公営住宅の男の子。津波の被害をまぬがれた年末の蒲鉾工場で、この時期蒲鉾屋は休まないんですよと笑顔で迎えてくれた従業員の人。

明るく元気ないわきが、薄磯の町にもある。だからやっぱり、この作品に薄磯の風景を入れよう。そして、私が愛したあのガレ花の風景が、今ではもう見ることのできないあの風景を、誰かの心に届けよう、と。

出演してくれた薄磯のお友だちワンちゃん、いつもお世話になっているTさん&Mさん、いわき言葉を教えてくれたSさん、本当に有難うございました!

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2014年12月26日

『ワンコの福島応援旅ムービー2013-2014〜いわき市 豊間・薄磯・四倉を訪ねて』

東京から観光で福島を応援する
ワンコの福島応援旅ムービー2013-2014
「いわき市〜豊間・薄磯・四倉を訪ねて」


第3作『朝日が昇る街、四倉』

(PCの方は再生ボタン、携帯の方は作品タイトルをクリック)

国道6号が海に近づく辺り、広々とした砂浜の向こうに少し遠く海が見え、海沿いに街並みが発達した四倉は、境川の河口の北側に二つの港を持ち、その港があまり大きくないためか、大規模な開発の手が及ぶことなく、のどかな港町が活気をともなったまま、今に残っている。そんな印象の街でした。2014年の春にこの街を訪れた時、東日本大震災の津波で被害を受けたいわき市の他の沿岸部とくらべると、海沿いに街並みがよく残っていて、目をこらして見なければ津波の傷跡がほとんど分からないほど復興した様子に驚きを覚えました。そこに至るまでにどれだけの苦労があったのか。それを紐解くように、春から秋までの半年余りの間旅を続け、取り戻されたものと、未だ取り戻されていないものとを知り、拭い切れない不安を抱えながらも、絶えることなく未来へつながれていく、幾つもの営みに出会いました。津波を生き延びた「商工会館の藤」、四倉諏訪神社の「かつおのぼり」と「例大祭」、再建された「忠魂碑」、地元産の魚介の販売に力を入れている「大川魚店」さん、四倉の夏を告げる「海開き」、四倉の夏の風物詩「四倉ねぶた」「花火大会」、四倉の砂浜に生きる絶滅危惧種の低木「ハマゴウ」、看板犬のチャコちゃんがいる「押田水産」さん、例祭で葉生姜が授与される「船渡八幡神社」、そして「いわき凧揚げ大会」。旅の途中で奇跡的に巡りあえた海から昇る美しい朝日。ひとつひとつ思い返してみると、どれも忘れられない思い出ばかりです。素晴らしい旅をくださった四倉のひとたちに、感謝の気持ちを込めて、街の復興を心より祈念し、この作品を捧げます。


第2作『空を見あげる街、薄磯』

(PCの方は再生ボタン、携帯の方は作品タイトルをクリック)

いわき市の塩屋埼から海に面して富神崎まで続く「薄磯」は、正面に燦々と輝く太平洋が広がり、右手には小高い塩屋埼に建つ塩屋埼灯台が、海沿いの街並みの背後にはこじんまりとした山がある街です。2013年冬にここを訪れた時、海沿いの街並みは建物のほとんどが基礎だけになった姿のまま、まるで時が止まったかのようでした。しんとした街から眺める海は美しく、見あげる空は透きとおるように清らかで、空が綺麗な街だと思いました。この街の人々は、どんな気持ちで空を見あげているのだろう。それを心に留めながら旅を続け、出会った三つの物語を本作に収めました。大津波に押し流された街の跡や防潮堤に絵を描く「ガレキに花を咲かせましょう」プロジェクト、人々を大津波から救った山の上の小さな神社「古峯農商神社」、震災で被災し2年11ヶ月間休止されていた塩屋埼灯台の参観再開を祝う「塩屋埼灯台復旧完成記念式典」、それぞれの場所から見あげた空は、人々の哀しみと祈りとが溶けあって、澄んだ光に満ち溢れていました。その光が、この作品を見てくださる方の心にも届きますようにと、そして、復興に向けて歩みを進めるこの街の未来が幸多いものでありますようにと、心から願います。


第1作『灯台が照らす街、豊間』

(PCの方は再生ボタン、携帯の方は作品タイトルをクリック)

紺碧の波が打ち寄せるベージュの砂浜から真っ白な灯台、いわき市のシンボルとしてしばしば描かれる塩野埼灯台が見える場所、塩屋埼灯台の南に位置する「豊間」を初めて訪れた秋、サーファーの方が何人もいらして、波乗りを楽しんでいました。東北というと肌寒い秋のイメージがあった私にはその風景がとても新鮮で、いわき市が東北の湘南と称される理由がわかった気がしました。ゆったりと流れる時間が心地よく、海と浜辺と人々をいつまでも眺めていたい気持ちでした。東日本大震災から2年以上が経ってなお、そこかしこに残る震災の爪痕は痛々しいものでしたが、震災を乗り越えたもの、乗り越えようとしているものにも出会うことができました。中でも、うつくしまの音30景に選ばれた貴重な「鳴き砂」との出会いは感動的でした。本作にはこのほか、「二見ヶ浦の岩塔」「あんば様の町図絵」「雲雀乃苑」、豊間海岸の薄暮の風景を収めました。素晴らしい出会いをくれたこの街に、心から感謝しています。


【ワンコの福島応援旅ムービーについて】
東日本大震災の発生から、2014年1月で2年10ヶ月が経ちました。震災の記憶の風化が危惧される一方、震災による大津波や地震の揺れで被害を受けた地域の中には、これだけの年月が経ちながら未だに復旧のめどが立たない場所があります。震災で発生した原発事故の復旧作業も、汚染水の問題が頻繁に報道され、順調に進んでいるようには思えません。しかし東京では、東日本大震災は過去の出来事になってきていて、震災直後にあれほど真剣に取り組んだ節電に対する意識も低下しています。そうした温度差が、今なお深刻な状況に置かれている復興途上の地域を孤立させてしまうことがないように、その場所へ実際に足を運んで、自分の目で直に見てみるということが、これからはいっそう大切になってくると思います。ひとそれぞれ様々な立ち位置、アプローチがあるかと思いますが、私たちは「観光(旅)」という関わり方で福島の応援を続けたいと考えています。旅というアプローチは、レジャー、文化、産業など様々な視点を与えてくれ、沢山の気づきをもたらしてくれます。与えていただいた気づきを大切にしながら、作品作りを続けてまいりたいと思います。

【「いわき市〜豊間・薄磯・四倉を訪ねて」について】
いわき市は福島県の海に面した部分の三分の一近くを占める大きな市です。スパリゾートハワイアンズがあることで知られ、常磐線が走る街の中心部には東京と変わらない都会の街並みがあり、郊外に行くと豊かな里山の風景に出会うことができます。そして海沿いには、工業地帯と商業・漁業の港、広々としたいくつもの砂浜があります。いわきの海は、街と産業がよく発達しているにも関わらず、驚くほどに青く、澄んでいて、わが町東京が遠い昔に失ってしまったものを、今でも持ち続けているのだということに、胸を打たれます。この三部作は、いわきに数多くある浜辺の中から三ヶ所を選んで愛犬の黒パグナイトと旅し、それぞれ違った視点で作ってみた作品です。浜通りの町・いわきの旅を、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

映画「ワンコの福島応援旅ムービー2012-2013〜うつくしま、福島の四季」はこちらをご覧下さい。

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